2009年06月21日

ヒト・モノ・カネの流動のグローバル化により

端的に言えばヒト・モノ・カネの流動のグローバル化により日本国内・特定分野などの専門性が顧客の需要に応えられなくなってきた事実を打開することが目的であることが大きい。
このような大規模化の理由としては、アメリカやイギリスの外資系法律事務所が日本に進出するようになったことによる影響が指摘されている。実際、渉外法律事務所の中でも、外資系法律事務所の進出により最も影響を受けたといわれるファイナンス系への特化の傾向が強く、かつてはユーロ債発行業務を寡占していた常松簗瀬関根法律事務所、濱田松本法律事務所、友常木村法律事務所、三井安田法律事務所及び青木総合法律事務所[4]は、いずれも大規模な再編の当事者となり、外資系法律事務所ないし大手法律事務所に吸収された。

(もっとも、ここで外資系法律事務所とは、正確には外国弁護士のみにより構成される事務所のことではない。外国弁護士が日本法について法律事務所を行うことは弁護士法により禁止されており、外国法事務弁護士についても本国法に関する法律事務を行うことを許容されているのみであるため、外国弁護士と弁護士法に基づいて法曹資格を取得した弁護士との間で、日本法に関する法律事務を巡って競合関係に立つことは理論的にはあり得ないからである。しかし、「外国弁護士による法律事務の取扱いに関する特別措置法」(いわゆる「外弁法」)の2003年改正(2005年施行)により、外国法事務弁護士による弁護士の雇用および外国法事務弁護士と弁護士等との共同事業(収益分配)が解禁されている。そして、外国法事務弁護士の事務所が、弁護士を雇用しまたはパートナーとして迎え入れた場合に、当該(日本法の)弁護士が、外資系法律事務所のレピュテーションや外国法に関するサポート体制(またはクライアントがそのようなサポート体制があると考えること)などを武器として、日本の弁護士・法律事務所との間で競合関係に立つのである。)
大規模化の第二の要因としては、複数の分野にわたる複雑な案件が増加し、法律事務所のいわゆる「総合化」、ワンストップ・サービスの実現が求められることとなったことがあげられる。これは、主に、
テニス
セキュリティ
花火
仏教絵画
東北地方
壁画
日用品
セパタクロー
印刷
水球
アスペルガー症候群
学習塾
ベリーダンス
北陸地方
水彩画
恐竜
水墨画
両生類
ジオキャッシング
アニマルセラピー


企業法務(いわゆるコーポレート)を中心に大規模化を進めていた大手法律事務所が金融(ファイナンス)、倒産・事業再生あるいは知的財産に特化した他の中小規模の事務所を吸収することによってなされた。例えば、長島・大野・常松法律事務所は、長島・大野法律事務所が、金融に強い常松簗瀬関根法律事務所を統合したものである。また、森・濱田松本法律事務所は、森綜合法律事務所が、渉外金融案件に強い濱田松本法律事務所が合併したものである。また、西村ときわ法律事務所は西村総合法律事務所が倒産・事業再生に強いときわ総合法律事務所を統合したものであり、さらに金融に強い旧三井安田法律事務所の前田博弁護士らのグループを吸収した。いずれも取扱分野が増えてシナジー効果も生まれたと考えられる。

また、大規模化が始まった当時より、M&A(特に法務デュー・ディリジェンス)など、大規模・複雑で多人数の弁護士を要する業務が急激に増大したこと、規制緩和(事前規制型から事後チェック型への移行)などを背景としてビジネス分野における弁護士の関与の度合いがより高まったことも大規模化の主要な原因として挙げられる。

さらに、大規模化による顧客誘引力、優秀な新人弁護士の獲得能力の増大も、見逃せない要因である。以前は法律事務所による広告が禁止されていたこともあり、日本では法律事務所に関する情報が外国に比べると極端に少ないこと、また、実質的な実務能力に関する評価は客観的に示しにくいことから、所属弁護士の数や当該法律事務所のブランドという外部から見て明らかに分かる情報に、顧客や新人弁護士などが左右される傾向が強く、法律事務所の評価に繋がっている側面が指摘できる。

2009年06月03日

オランダ軍は陸海空三軍および国家憲兵隊

オランダ軍は陸海空三軍および国家憲兵隊(オランダ王立保安隊)の4軍種からなる。人員は約61,000名。冷戦期は徴兵制を取っていたが、1996年に廃止された。現在は完全志願制の軍隊になっている。北大西洋条約機構に加盟しており、近年は欧州連合による地域紛争解決のための欧州連合部隊にも加わるなど、集団安全保障体制を構築している。また、アメリカとニュークリア・シェアリングをしており、独自の核戦力は保持していないが核抑止力をもっている

オランダはライン川下流の低湿地帯に位置し、国土の多くをポルダーと呼ばれる干拓地が占める。国土の1/4は海面下に位置する。国内の最高地点はドイツのアーヘンに近い南端のファールス(Vaals)にあるファールス山(Vaalserberg)における322.5m。ドイツ、ベルギーとの三国国境点(Drielandenpunt)に近い公園内に最高地点を示す小さな塔が築かれている。最低地点はロッテルダム北東の-6.7mだ。オランダの国土は海側から海岸沿いの砂丘部、ポルダー、東部の高地である。砂丘部は北海の高潮から国土を守る大切な働きをしている。
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13世紀以来、干拓により平均して一世紀に350平方kmの割合で国土を広げて来た。1927年、国土の中央よりいくぶん海よりに位置するゾイデル海をアフシュライトダイク(堤防)によって海から遮ることを目論んだゾイデル海開発計画が発動された。6年の工事の末、大堤防が完成、以来アイセル湖と呼ばれている。内部には4つの干拓地が設けられ、大阪府の面積に匹敵する1650平方kmの耕地などが産まれた。

1953年2月1日の満潮の日に980ヘクトパスカルの低気圧がオランダを覆った。破壊されたダムの長さは延長500kmに及び、1835人の犠牲者、家を破壊されたもの20万人というオランダ史上最大の洪水被害が生じた。オランダ政府は再発を防ぐため、ライン川,マース川,スヘルデ川河口部全域にに防潮堤防・水門・可動堰等を設けるデルタ計画を明らかにし、1997年に工事を完遂した。

なお、堤防・水門・堰・水路などの治水施設の運営や干拓地の管理水位の決定は、州や基礎自治体から独立した行政機関である水管理委員会(Waterschappen)によって行われている。

2009年04月30日

弟トスティが反旗を起こした

1066年、ハロルドの戴冠後に、まず弟トスティが反旗を起こした。トスティはイングランド南部を荒らしたあと、北のスコットランドに移り、ノルウェー王と組んで、再び攻勢をしかけた。一方、ギヨームは、配下のノルマンディー諸侯のみならず、フランス中から領地を求める小貴族の次男以下を募って、南方から攻勢をしかけた。ハロルドは北方と南方から挟まれる形になった。

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この状況で、まず北方のトスティが攻勢をしかけた。ハロルドの軍は激戦の末にこれを撃破した(スタンフォード・ブリッジの戦い)のだが、疲弊した。そこへ南方からギヨームが攻勢をしかけた。イングランドに上陸し、優秀な騎馬や相手の戦術ミスなどでハロルドの軍を撃破した(ヘースティングスの戦い)。

ギヨームはさらに南部から北東部の各地に進撃した。南部のサクソン諸侯は、ハロルドの戦死後に若年のエドガーを擁立して抵抗したが、ギヨームの攻勢を受けて、ギヨームの王位を認めざるをえなくなった。ギヨームはウィリアム1世として即位した。
以前のイングランドはサクソン人やデーン人の大諸侯(earl)が各地に割拠している状態だったが、ギヨームはイングランドの統一を推進した。ノルマンディー式の封建制を取り入れて、(ヘースティングスの戦いなどで)戦死・追放した諸侯の領土を没収し、配下の騎士たちに分け与えた。さらに、各州(シャイア、shire)に州長官(シェリフ)を置いて、王の支配を全土に及ぼした。

緩やかな支配に慣れていたサクソン諸侯は、当初、ハロルドの一族やエドガー・アシリングをかついで各地で反乱を起こしたが、各個撃破された(前述)。その後も、1070年にデーン人、スコットランド王などの支援を受けてヨークシャーなど北部で反乱が起きた。所領を奪われたサクソン人やデーン人達は、(ロビン・フッドのモデルの一人といわれる)ヘリワード・ザ・ウェイクを首領として、ウォッシュ湾近くのイーリ島に集結して抵抗したが、むなしく鎮圧された(1074年)。これ以降、イングランドは安定した。

エドガーはスコットランドに逃亡し、その姉マーガレットは後にスコットランド王マルカム3世と結婚した。2人の間の娘イーディス(マティルダ)は後にサクソン人とノルマン人の融和の証としてヘンリー1世と結婚することになる。

ウィリアム1世は反乱諸侯から領土を取り上げると共に、サクソン人の貴族が後継ぎ無く死亡したり、司教、修道院長が亡くなると代わりにノルマン人を指名したため、1086年頃にはサクソン人貴族はわずか2人になっていた。また、カンタベリー大司教もサクソン人のスティガンドが解任され、イタリア人のランフランクスが就任しているが、これはローマ教皇の意向が働いており、以降イングランドにおけるローマ教会の影響力は強くなり、ウィリアム2世の時代のイングランドにおける叙任権闘争につながっていく。

なお、ノルマン・コンクエストとは、ノルマン人の農民が大挙襲来して、サクソン人の農民が大挙追放されたことではない。サクソン人の領主が追放されて、ノルマン人の領主が取って代わっただけにすぎない。その意味で、ノルマン・コンクエストとは、(国民全体から見ればごく少数の)領主・貴族に限った征服だとも言える。当然ながら、民衆の中から古英語やイングランド文化が消滅したわけでもない。

2009年04月15日

アリクブケの後裔イェスデル

14世紀後半以降、モンゴル帝国が解体してゆく過程でアリクブケの後裔イェスデルが、クビライ家正統継承者である北元のトグス・テムル・ハーンを殺害してハーン位を奪取する事件がおこり、14世紀の末から15世紀の前半にかけて、モンゴル高原では西部の諸部族、中でもアリクブケ一門支持派の基幹部族であるオイラトの力が高まった。

15世紀初頭には、オイラト部族長マフムードは高原でもっとも有力な勢力となっていたアスト部族のアルクタイを明の永楽帝が攻撃するのに協力、一躍高原最大の勢力に拡大した。永楽帝は今度はオイラトの覇権を阻もうと1414年に親征を断行しマフムードを討ったのでオイラトは衰退を余儀なくされるなど、オイラトのマフムードとアストのアルクタイは永楽帝の介入を巻き込んでモンゴル高原を左右する争いを続けた。

この騒乱の結果、モンゴルはハーンが次々に改廃され、部族集団が陣営を集合離散する大混乱が起こり、部族の再編が進んだ。こうして形成されたのが四十モンゴル(中国史料では韃靼(タタール)いう)と四オイラト(瓦剌)と呼ばれる二大部族連合であり、オイラト集団はケレイト、ナイマン、バルグトなどを含む部族連合集団に変容した。

エセンの覇権 [編集]
永楽帝の死により明の圧力が弱まった後、勢力を拡大したマフムードの子トゴンは1434年にアルクタイを滅ぼし、ハーンを自らの傀儡に擁立して四十モンゴルを従えた。トゴンおよびその子エセンは西ではモグーリスタン・ハン国やウズベクといった遊牧国家と戦って勢力を拡大し、ついにモンゴル高原のほとんどすべての部族を制するに至った。

トゴンが没すると、エセンはトグス・テムルの横死以来50年ぶりに訪れた統一を背景に明に対する侵攻を開始し、1449年に迎撃してきた正統帝の親征軍を撃破して、正統帝を捕虜にした(土木の変)。この戦果は、明側が正統帝の弟景泰帝を即位させて徹底抗戦の構えを見せたためにエセンに十分な利益をもたらさなかったが、これに力を得たエセンは1453年に傀儡のハーンを滅ぼして自らハーンに即位した。

しかし、チンギス・ハーンの子孫ではないエセンの即位にはモンゴルの間ではきわめて不敬とみられて評判が悪く、また同輩中の第一人者であったエセンが君主として君臨しようとしたことはオイラト部族連合内の諸部族長が募らせていた不満を爆発させた。エセンは即位からわずか1年ばかり後の1454年に殺害され、オイラトの覇権は挫折した。この混乱により、モンゴルの王族・貴族の数多くが殺害され、生き残ったのはわずかにオイラト部族の母をもつ数人の王子だけという状況となり、モンゴル高原の混乱はさらに続いた。

エセン没落後のオイラト [編集]
エセンの死後、オイラトは勢力を大幅に後退させた。それでも幾人かの有力な首長はモンゴルのハーン位争いに介入し、オルドスなどモンゴル高原の西部を制する勢力を誇った。

しかし、1487年にダヤン・ハーンが即位するとモンゴルの再編統一が行われ、オイラトの勢力はダヤン・ハーンの子孫によって次第に西に追いやられた。16世紀半ばにはダヤン・ハーンの孫アルタン・ハーンに敗北し、世紀の後半にはダヤン・ハーンの別の系統の子孫であるハルハのハーンたちに服属することを余儀なくされた。

やがてモンゴルがダヤン・ハーンの後裔たちの間で分割相続が進み、アルタンの死から後はモンゴル全体を統一する権力が消滅した結果、1623年になってオイラトはモンゴルより独立を果たした。この時代のオイラト人の間ではモンゴルとは別個の集団としての自意識の形成が進み、モンゴル文字をオイラト方言を記しやすいように改良したトド文字が考案されたりした。

同じころ、満州に勃興した後金が内モンゴルの諸部族を服属させ、国号を大清と改めた。これに対して清の脅威にさらされた外モンゴルのハルハとオイラトの各部は同盟を結び、1640年に「オイラト・モンゴル法典」を制定して部族間関係を調整、ハルハとオイラトの抗争はやんだ。

しかしオイラトの内部では、やはり同じころ、部族間の力関係が変化し、内紛が絶えず起こっていた。1632年、ケレイトのオン・ハンの後裔を称するオイラトの有力部族トルグートは内紛を避けて西方に移住し、ヴォルガ川下流域に移住した。彼らの後裔が現在のカルムイク共和国に住むカルムイク人である。


グシ・ハンのチベット征服 [編集]
17世紀のオイラトは、モンゴル高原の西部からアルタイ山脈を経て東トルキスタン北部のジュンガリアにかけての草原地帯に割拠し、ホショート部族が有力となっていた。

1630年頃の内紛の後、ホショート部の首長となっていたグシ・ハン(トゥルバイフ)は、帰依していたダライ・ラマの宗派ゲルク派がチベットにおいて政治的に危機に陥っているのを救うという名目で、1636年にオイラト軍を率いて出動、1637年初頭、チベット東北部のアムド(現青海省)を制圧、その後ラサに上ってダライ・ラマ5世より「シャジンバリクチ・ノミン・ハン、テンジン・チューキ・ギャルポ」の称号を授かった。オイラト各部の首長たちはチンギス・ハーンの子孫ではなかったためハーンになることができず、従来は全オイラトを統べる実力者であってもタイシ(中国語の太師)などの称号を名乗っていたが、グシ・ハン以後、時代ごとに、オイラトの有力指導者の一人にダライ・ラマがハーン号と印章を授けるという手続きを経て、ハーンを名乗ることができる慣例が生じた。

グシ・ハンは1638年より1639年にかけ、傍系の兄弟たち、オイラト各部の首長家の傍系者らをその配下とともに呼び寄せ、彼らを率いて残るチベット各地の征服に乗り出した。グシ・ハンの軍は1642年までにチベットの大部分を制圧、ホショート本領は兄の子で正統継承者のオチルトに譲り、チベットにおいてグシ・ハン王朝を樹立した。グシ・ハン率いるオイラト軍はアムドを主としてチベット各地に配置されたが、彼らのうちアムドに居住する者たちがのちに青海モンゴル族と呼ばれるようになった。また、一部のオイラト部民はラサ北方100キロ付近のダム地方に移り住み、グシ・ハン王家に仕える直属部隊となったが、これらの人々の後裔がチベットのオイラト人として現在も続いている。

ジュンガル帝国 [編集]
グシ・ハーンは、援軍としてチベット遠征に従っていたオイラトのジューンガル部(ジュンガル)の首長ホトゴチンに自身の娘を娶わせてバートル・ホンタイジの称号を与え、ジュンガリアのオイラト本国に帰国させてその支配を委ねた。バートル・ホンタイジの死後、ジュンガリアでは再び部族間の内紛が再燃し、1672年にはバートル・ホンタイジの子センゲが内紛により殺害された。センゲの弟で、チベットのダライ・ラマ5世のもとで仏門に入っていたガルダンは、その報を受けるとチベットからジュンガリアに帰還し、還俗してジュンガル部族長となった。そしてガルダンは、オチルトをはじめとするオイラト内のライバルたちを次々に屈服させ、全オイラトの支配権を握る有力な支配者に成長した。

ダライ・ラマ5世は、かつての弟子でもあるガルダンに強い支持を与え、ガルダンはそれに応え、チベット仏教の守護者として、イスラム教勢力やゲルク派に反抗する勢力との戦いに明け暮れ、東トルキスタン全域からモンゴル高原の西部にいたる大遊牧帝国を築きあげた。

さらにガルダンは、モンゴルのハルハ部族の内紛に介入し、モンゴル高原中部に攻め入ったが、ハルハの反ガルダン勢力は雪崩を打って内モンゴルに逃れ、清の康熙帝に服属したため、モンゴル高原の支配権をめぐってオイラトと清朝の全面戦争となった。ガルダンは遊牧兵力の機動力を生かしてよく抗戦したが、偶発的に康熙帝の親征軍に遭遇して敗れ、逃走した。このときジュンガリアのオイラト本国においてガルダンの甥ツェワン・ラブタンが叔父に反旗を翻して自立し、補給を断たれたガルダンは逃走中に死亡した。この抗争の結果、ハルハは内モンゴル諸部と同様に清に服属し、オイラトは清に朝貢することになったが、ツェワンアラブダン以下歴代のジュンガル部族長たちはガルダンの地盤を引き継いでオイラトを支配し続け、チベットや青海をめぐって時に清と対立した。

その結果、ジュンガルに対する不信感を強めた清は、1723年−1724年にチベット、1754年−1755年にジュンガリアに出兵、グシ・ハン王朝とジュンガル帝国をともに征服・解体し、その領土と部族民を清朝の支配体制に組み込んだ。

さらに1760年にはイリ川渓谷にあったジュンガル帝国本領の故地で反清反乱が勃発するが、乾隆帝はこれに激しい弾圧をもって応え、清軍の持ち込んだ天然痘の流行もあってイリ川渓谷にいたジュンガル部族はほとんど絶滅した。現在イリ川渓谷に住んでいるのは、その後清が入植させたカザフ人や満州軍人たちの子孫である。

清朝以降のオイラト [編集]
清は征服したオイラトを満州語でオーロトと呼び、モンゴル諸部と同じく盟旗制度によって編成し、各部族長に爵位を与えて貴族として遇するとともに自治を認めた。清朝治下のオイラトは、モンゴル高原西部のホブド地区に30旗、イリ将軍管轄下のジュンガリアに17旗、青海辧事大臣管轄下の青海地方(チベット・アムド地方)に30旗があった。また、中央チベットのオイラト人は、1717年にグシ・ハーン王朝が断絶して後は、カンチェンネー、ポラネーらチベットの権力者の属下に入り、1751年、清朝がポラネーの後継者ギュルメナムギャルを「清朝に対する反乱」を企てた廉で謀殺した際、駐蔵大臣の管轄下に移されて8旗に編成された。

清が崩壊しモンゴル国がボグド・ハーンのもとに独立を宣言すると、ホブド地区のオイラト諸部はモンゴル政府に従い、モンゴル国に編入された。モンゴル国はアルタイ山脈方面のオイラトをも併合しようと軍を派遣したが中国によって阻まれ、この地方は新疆省を経て新疆ウイグル自治区に編入された。

中央チベットのオイラト人は清朝が滅亡するとチベット政府の統治に接収され、清朝軍の残党をラサから駆逐するのに功績のあったセラ寺の寺領となった。彼らはチベット社会への同化が進み、1950年の段階で、人口は20000人弱、オイラト語はいくつかの単語を操れる程度となっていた。

ヴォルガ川流域にいたトルグート部は、18世紀に入るとロシア帝国による圧迫に苦しみ、イリ川渓谷がジュンガルの消滅によって空き地となったことを知って故郷への帰還を決意した。このとき、ヴォルガ川の西岸にいたトルグート部民はヴォルガ川が凍結しておらず渡ることができなかったためにヴォルガ地方に取り残され、そのままロシア帝国統治下に組み入れられた。彼らはソビエト連邦のもとでカルムイク共和国を形成し、現在に至っている。

モンゴル国がモンゴル人民共和国となると、オイラト人たちは西モンゴル人と位置づけられ、多数部族であるハルハに対する少数部族として扱われたが、文化的にはハルハ・モンゴル人への同化が急速に進んだ。

一方、新疆のオイラト人は、民族的に圧倒的に少数派であり、周辺の漢民族、ウイグル人、カザフ人などとの混交が進んでいる。中華人民共和国においては蒙古族として識別され、内モンゴルのモンゴル人と同一民族として扱われた。その後、文化的自覚を強める中で新疆においてもトド文字にかわってモンゴル文字が使われるなど、内モンゴルのモンゴル人との民族意識の一体化が進み、様々な外因で西モンゴル人かオイラトモンゴルという用語で呼ぶようになってしまっている。それらは、オイラト族の文化、習慣に大きな破壊を与えている。

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2009年04月01日

唐揚げ

唐揚げ(からあげ、空揚げ)とは、揚げ油を使用した調理方法、またその調理された料理を指す。料理例は、鶏肉に小麦粉や片栗粉などを薄くまぶして油で揚げたもの、ワカサギやカレイ、タカサゴ(グルクン)などの白身魚、テナガエビやサクラエビなど小型のエビを利用した物がある。天麩羅とは、衣が異なる。

竜田揚げ [編集]
竜田揚げ(たつたあげ)という唐揚げによく似た料理がある。唐揚げは片栗粉と小麦粉を使用し、なおかつ下味ににんにくを使用するのに対して、竜田揚げは肉などを醤油とみりんから作ったタレに漬け込んで下味をつけて片栗粉のみで揚げる。

「竜田揚げ」の名前は、百人一首のひとつであり、落語「千早振る」でも有名な在原業平の歌から付けられている。

千早振る 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは

?在原業平, 百人一首
材料に染み込んだ醤油の色が、揚げることで紅葉のような色合いになるために、紅葉の名所である竜田川に紅葉が流れる姿が連想されるからである。

また旧日本海軍の軽巡洋艦「龍田」の司厨長が、唐揚げを作る際に小麦粉が無かった為代用に片栗粉を用いて揚げた事を由来とする説もある。この説から略字で表記せずに龍田揚げと表記する店もある。

軟骨の唐揚げ [編集]
軟骨唐揚げは、鶏の手羽、または脚の軟骨部分を切り分けて、唐揚げもしくは竜田揚げの手法で調理したもの。居酒屋メニューとして、ビールのつまみなどにされている。

小海老の唐揚げ [編集]
小海老の唐揚げは、殻ごと食べられる程度の小振りのエビを唐揚げの手法で揚げた料理。日本や中国で作られる。淡水産のテナガエビやスジエビ、浅海産のシバエビやトラエビ、深海産のサクラエビ、シラエビ、ジンケンエビなどが用いられる。

南蛮漬け [編集]
南蛮漬け(なんばんづけ)は、唐揚げに「南蛮酢」というネギ・唐辛子(南蛮)の刻みを混ぜた甘酢を掛けた(あるいは漬けた)料理。掛けるなら西洋料理でいう「エスカベージュ」に、長く漬ければマリネに相当する。鶏肉、ワカサギやアジ、イワシなどの魚類でも作られる。

各地の唐揚げ [編集]

日本 [編集]
唐揚げは日本では人気の高い料理の一つであり、弁当のおかずから酒の肴、子供の誕生日会のおかず等、幅広い場で食べられる。定食屋などでは唐揚げ定食が人気メニューの一つとなっている。

グルクンの唐揚げ [編集]
海水魚の一種タカサゴは、沖縄方言でグルクンと呼ばれる。南西諸島でよく食べられるが、刺身と並んで唐揚げの人気が高い。沖縄県では居酒屋の定番メニューとなっている。 グルクンを丸ごと揚げることについては、鮮度が落ちやすく、また、淡泊な味であるグルクンを、油で揚げることで日持ちさせ、さらにうまみをつけるという狙いがあると言われている。また、沖縄には「バター焼き」と称する料理があるが、これは日本本土で一般的なムニエルのような切身のバターソテーではなく、マーガリンで風味を付けた魚の丸揚げのことである。

ザンギ [編集]
ザンギは、北海道で作られる鶏や魚介類(蛸、烏賊)の唐揚げの一種である。 唐揚げの下味付けの際に、醤油やショウガ、ニンニクなどで濃厚な味付けを施したものであるが、釧路の有名店は味がほとんど付いていない。一般的に、北海道では釧路市の「鳥松」が発祥の地と言われている。昭和35年ごろからメニューに入っていたとの証言もある。ただし、戦前(昭和12年)から出されていたとされることから、函館市の「陶陶亭」であったという説もある。こちらは、関係者が全て故人となり、店も現存していないことから、現在では釧路説が一般的に支持されている[1]。

「ザンギ」という名称は上記の鳥松の主人によれば、中国語で鳥の唐揚げを意味する言葉をザーギー(炸鶏)と認識していて、その間に「運がつくように」ウンを入れた、という事である。しかし他にも中国語の「炸子鶏」(ジャーズージー。若鶏の唐揚げ)が訛ったものなど諸説があり、別に発祥とされる店も存在するので正確には不明である。

名称については、下記の説もある。

中国語「炸子鶏」(ジャーズージー)説 (地方によってはザーズーギー、ザージーガイなどとも発音する)
中国語「炸鶏」(ジャージー)説 (地方によってはザーギー、ザーガイなどとも発音する)
日本語「散切り」(ザンギリ)説 ※かつて骨ごと切っていた為。
日本語「斬切り」(ザンギリ)説 ※同上。
日本語「千斬切」(センザンキ)説 (中国語としては意味をなさないので当て字であろう)
仏教用語で、年端もいかない若鶏を殺生して調理する行いを恥じよという思いを込め「慚愧」(ザンギ)説
「残毀」説(肉を切る=毀 → 唐揚げする → 味付けを止める=残)
釧路市を含めて北海道各地には戦後、中国、満州からの引揚者が多く移り住んだことと関係があるのではないかとする説もある。また、炸子鶏と共通する部分として、衣に片栗粉を使うことが「ザンギ」の条件であるとする説もある。また、衣に卵を使うものを限定して「ザンギ」をする地方もある。

北海道民の中には、唐揚げ=鶏肉のザンギであると認識している人もおり、北海道の居酒屋のメニューにはザンギが含まれているのが一般的である。そのため、ザンギを北海道独特の物、或いは名称であると認識していない北海道民も存在する。このため、全国展開している大手のコンビニエンスストアでも、北海道内の店舗では、鶏肉のから揚げ商品にザンギの名称を用いて販売しており、また、札幌市で創業した居酒屋チェーン「つぼ八」でも、鶏肉のから揚げ商品にザンギの名称を用いている。鶏肉以外の場合は、「蛸のザンギ」など材料名を付して呼ぶことが一般的である。しかし、弁当の販売店の中には「から揚げ」として売られているほか、日清製粉の「から揚げ粉」も古くから売られており、から揚げとザンギを別物として認識している人もいる。その場合は、ザンギ=鶏の竜田揚げ、もしくは生姜味(風味)を強くしたから揚げと言う意味になる。

また、「ザンギ」を「唐揚げの意味」とする北海道弁の解説書、サイトなどがあるが、上記の通り、これは厳密には間違いである。

愛媛県今治市では揚げる前にタレに漬けて味付けした鶏の唐揚げを「せんざんき」(「千斬切」の字も当てられる)、東予地方では同じものを「ざんき」と呼ぶ。しかしこれらとの関係は不明である。[2]

中津のからあげ [編集]
大分県中津市は鶏肉唐揚げを好む人が非常に多く、市内や近郊には非常に多くの唐揚げ専門店が存在し、その味を競っている。

中国 [編集]
中国料理の場合は、揚げたあとに、餡やたれをかけることも多い。
アイス スノー ランブ トリック フレデ マーチ シュテム マイウェイ ショナリー トーゴ ミクシィ スロット キール ビターオ キニン バイテク スタチン マジソン ピンドル オスカー 夏のロ ティハリー シンフォ ピョン ウムドン オマーン ミートボガ トッポッ ニズム スタン ベンジャ ダイヤ ランマ 大正琴 ガザ二ア ダイマー コットン ハラシ 道のむこ ショア マルク だいとう クーポン ピューリ チダー キシリ アンゴ ゆかいな スター ハニー

油淋鶏 [編集]
油淋鶏(ユーリンチー)は、鶏の唐揚げに、刻んだ長ネギをたっぷり入れた酢と醤油のタレをかけた中華料理のひとつ。鶏の唐揚げネギソースがけなどと呼ぶ店もある。粉をつけず油をかけながら皮をパリッとさせるのが本来の調理方法だが、調理時間の短縮やソースがからみやすい等の理由で、粉をまぶして揚げたものについても油淋鶏として紹介される事が多い。

檸檬鶏 [編集]
檸檬鶏(レンモンカイ)は、鶏の唐揚げに、レモンの絞り汁、砂糖、醤油などで作ったタレをかけた広東料理のひとつ。鶏の唐揚げレモンソースがけなどと呼ぶ店もある。類似のものにオレンジソースがけもある。

辣子鶏 [編集]
辣子鶏(ラーズージー)は、若鶏の唐揚げとともに、赤唐辛子を素揚げにして、刻んで塩と共に振りかけた四川料理のひとつ。激辛料理のひとつで、ビールの肴として人気がある。

ハワイ [編集]
モチコチキンは下味をつけた鶏肉にもち米の粉(白玉粉)をまぶして揚げたハワイの料理。プレートランチ屋では定番メニューとなっている。

2009年03月17日

平城宮(へいじょうきゅう)

平城宮(へいじょうきゅう)は奈良の古都平城京の大内裏。1998年12月、「古都奈良の文化財」として東大寺などと共に世界文化遺産に登録された(考古遺跡

平城京の北端に置かれ、天皇の住まいである内裏と、儀式を行う朝堂院、役人が執務を行う官衙から成り、約120haを占めていた。 周囲は5m程度の大垣が張り巡らされ、朱雀門はじめ豪族の氏名にちなんだ12の門が設置され 役人らはそれらの門より出入りした。 東端には、東院庭園がおかれ、宴などが催された。 また、この東院庭園は今日の日本庭園の原型とされている。

794年の平安京遷都後は放棄され、農地となっていた。

1852年(文政8年)、奉行所の役人であった北浦定政が『平城宮大内裏跡坪割之図』を著し、平城京の跡地を推定した。 明治時代に建築史家、関野貞が田んぼの中にある小高い芝地が大極殿(第二次)の基壇であることを発見、1907年『平城京及大内裏考』を奈良新聞に発表した。この研究記事がきっかけとなり、棚田嘉十郎・溝辺文四郎らが中心となり平城宮跡の保存の運動が起こった。1921年には、平城宮跡の中心部分が民間の寄金によって買い取られ、国に寄付された。その後、平城宮址(へいじょうきゅうし)は1922年に国の史跡に指定された(後に特別史跡)。1960年代に私鉄電車の検車庫問題と国道建設問題に対する二度の国民的保存運動がおこった。現在は、ほぼ本来の平城宮跡地が指定され保存されている。

のちに址(し・あと)が常用漢字外であるため平城宮跡(へいじょうきゅうせき)と書かれるようになる。

なお、唐招提寺の講堂(国宝)は平城宮朝堂院にあった建物の一つである東朝集殿を移築したものである。切妻屋根を入母屋にしたり、鎌倉時代の様式で改造されている箇所もあるが、平城宮唯一の建築遺構として貴重である。


整備計画 [編集]
文化庁による「特別史跡平城宮跡保存整備基本構想」に基づき、遺跡の整備・建造物の復原を進めている。すでに朱雀門(1998年竣工)・宮内省地区・東院庭園地区の復原が完了しており、もっとも重要な建物である大極殿(第一次)の復原が2010年の完成を目指して進められている。

また、敷地内を横切る近鉄奈良線と奈良県道104号谷田奈良線(一条大路)は移設が検討されている。とくに近鉄奈良線については大和西大寺駅、新大宮駅とともに地下化される可能性もある。[1]

なお、整備計画区域内の朱雀門南西側には積水化学工業奈良工場がある。敷地の一部が朱雀大路跡地にかかっているため、奈良市が約24億円を投じて移転用地を確保したものの、2000年1月に同社から業績の悪化を理由に移転断念の申し入れがあり、翌2月に移転断念が決まった。 [2] 最近になって再び移転構想が出てきているが、まだ具体化には至っていない。
プライス ルックス オレン クリーム スペキ バンク ふるさと ハナナ オリジナル トップトラ オーロラ ストロー 暮らし ギング フーテン ビバレッ スーパー ション プロット とびいろ 白梅便利 すその ヒヨド メゾソ 京いも ソウチク ハンド ブラック デュアル みやこ トリマー ハシッシ カプセ ドッグ レンゲ アドオン きつね パープル 赤いろうそく ファイト プロフ ファンファ タックス キャル イグル あまぎ コメント いなば 検索ゆずゆ ファッ

朱雀門 - 復元朱雀門。
棚田嘉十郎銅像
兵部省 ・式部省- 基壇・礎石が復元されている。
平城宮跡資料館 - 全体模型、大極殿院模型など。
第一次大極殿 - 復元工事中。
第二次大極殿 - 基壇を復元。
遺跡展示館 - 発掘された遺跡の上に建てられており、見学できる。
宮内省 - 建物群、築地が復元されている。
東院庭園 - 庭園・楼閣などが復元されている。

2009年03月02日

地球連邦軍(ロンド・ベル)

アムロ・レイ
声:古谷徹
本作での階級は大尉で、ロンド・ベルのモビルスーツ隊隊長として登場。リ・ガズィやνガンダムを駆り、一年戦争以来の宿敵・シャアとの決着をつけるべくネオ・ジオンとの戦いに挑む。

ブライト・ノア
声:鈴置洋孝
本作ではロンド・ベル旗艦ラー・カイラム艦長兼部隊司令にして大佐。一年戦争を通じて戦友となったアムロと共にシャア率いるネオ・ジオンと戦う。決戦前には息子のハサウェイに遺書を書かせ、軍人としての生き方を示した。

チェーン・アギ
声:弥生みつき、折笠富美子(SDガンダム GGENERATION SPIRITSほか)
ロンド・ベル所属の技術士官で階級は准尉。νガンダムの開発をサポートするため、アナハイム・エレクトロニクス社へ出向する。メカニックマンのほかに、ラー・カイラムの砲座の機銃でレズンのギラ・ドーガを撃墜したり、ある程度のMSの操縦をするなど行動的な女性ではあるが、朴訥な面もある。また、アムロに対して好意を寄せており、公私にわたってサポートするが、同じくアムロに惹かれていたクェスにとっては嫌な女に映っていたようで、彼女がネオ・ジオンへと走る要因を作ってしまう。
νガンダム完成後、サイコ・フレームの信頼性を気にしており、またオクトバーの情報により、サイコ・フレームがネオ・ジオンから提供された技術である事実を知ると、その調査のためにT字型のサンプルを持ち歩くようになる。そして、戦線が膠着すると、νガンダムに搭載されたサイコ・フレームが有効に機能するようアムロに加勢するため、大破したリ・ガズィに乗り込み出撃する。
戦闘中、ハサウェイの意識を感じ取り、彼の元へと向かうが、そこでクェスの乗るα・アジールと遭遇する。この際、メガ粒子砲の直撃を受けるがサイコ・フレームの力らしきものが働き、これを弾じいている。自分に向けられる敵意と彼女の危険性を知ったチェーンは、ハサウェイを説得しながらα・アジールの撃墜を試み、リ・ガズィが放つ1発のグレネード弾はα・アジールに命中しクェス共々撃墜してしまう。
ハサウェイは逆上し、乗っていたジェガンのビームライフルをチェーンに向けて乱射。これにより帰らぬ人となった。この時に機体が爆散した際の光は、サイコ・フレームが宇宙に飛び散った輝きとみられ、νガンダムのサイコ・フレームの共振を呼び起こす媒体となり、彼女の望みであったアムロの助けへと繋がった。
なお、本来はアムロの恋人役は『機動戦士Ζガンダム』同様ベルトーチカ・イルマになる予定だったが、映画スタッフの意見により彼女の登場となった経緯がある。
小説版逆襲のシャアの一つ、『ベルトーチカ・チルドレン』では恋人役はベルトーチカの為、ただのメカニックウーマン兼νガンダム開発スタッフの1人となっている他、死ぬ事も無い。
ケーラ・スゥ
声:安達忍
ロンド・ベル隊の女性モビルスーツパイロット。階級は中尉。アムロ指揮下のモビルスーツ隊では、アムロに次ぐ実力の持ち主であり、よく先鋒をつとめていた。
戦闘での勇敢さと優しさを持ち合わせた女性で、チーフメカニックであるアストナージと恋人同士であった。
アムロがνガンダムに搭乗してからは、リ・ガズィを譲り受けた。アクシズを破壊する為に出撃した彼女は、アクシズ破壊に固執するあまり、ギュネイのヤクト・ドーガに捕まり、ヤクト・ドーガの手で握り潰されて戦死した。好物はサラダで、戦闘後にアストナージとサラダを食べる約束をしていた。
アストナージ・メドッソ
声:広森信吾(現:拡森信吾)
『機動戦士Zガンダム』で登場して以来、ブライトが艦長を務める艦に主要メカニックマンとして搭乗している。本作ではラー・カイラムのMSの整備を行っており、MSパイロットを陰で支える縁の下の力持ち的存在。ケーラと恋仲になるも、彼女をこの戦いで失い、自らも命を落としてしまう。

アンナ・ハナン
声:丸尾知子
アストナージの同僚。『Ζガンダム』、『ガンダムΖΖ』に引き続き本作にも登場し、彼と同じく3作連続の登場となる。

トゥース
声:戸谷公次
ラー・カイラムの戦術士官
メラン
声:石塚運昇
ラーカイラムの副艦長。ハサウェイの遺書を受け取った。

ネオ・ジオン
シャア・アズナブル
声:池田秀一
『Ζガンダム』におけるグリプス戦役終盤で行方不明となったが、本作では新生ネオ・ジオンの総帥として再び歴史の表舞台に登場。少数精鋭による新生ネオ・ジオン軍を結成して連邦政府に宣戦布告を行う。アムロと最後の決着をつけるべく、ファンネル搭載MS・サザビーを駆る。

ナナイ・ミゲル
声:榊原良子
ネオ・ジオンのニュータイプ研究所所長にして戦術士官。軍事では参謀として、私的な場では恋人として、シャアを公私にわたってサポートする。彼が連れてきたクェスとは折り合いが悪く、何かとその相手をするシャアに苛立ちを見せることも。
ナナイ・ミゲルを参照

クェス・パラヤ(クェス・エア)
声:川村万梨阿(角川カセット文庫版:荘真由美)
天真爛漫な少女で、地球連邦軍高官・アデナウアーの娘。クェス・エアはそれを隠すためにシャアがつけた偽名である。アムロやハサウェイと出会い、アムロに惹かれていくが、彼らと訪れたロンデニオンでシャアと出会う。シャアの呼びかけに応じてネオ・ジオン側に身を寄せた彼女はニュータイプ専用MSヤクト・ドーガやα・アジールを与えられ、その高いニュータイプ能力を次第に開花させていく。

ギュネイ・ガス
声:山寺宏一
ナナイが所長を務めるニュータイプ研究所出身の強化人間で階級は准尉。ヤクト・ドーガのパイロットであり、ロンデニオンではシャアの護衛を務め、ホビー・ハイザックでシャアの送迎を行った。
強化人間では珍しく精神的に安定している点が大きな特徴で、むしろ歳相応の健康な若者に多く見られがちな血の気の多さの方が目に付く人物である。ギュネイの様子をみて強化人間特有の精神的不安定さを懸念したネオ・ジオン高官の発言に対し、シャアは「若いのさ」と答えている。
クェスに当初は迷惑していたものの、ヤクト・ドーガの試験飛行でファンネルを上手く使う等の要素から本物のニュータイプとして認め、惹かれはじめていく。しかし、クェスはシャアに興味を持ち、ギュネイのアプローチに全く答えなかった。
クェスに苛立ったギュネイは、シャアを超え、クェスを振り向かせるという極端な考えを抱くようになっていく。そして、その証明の為にアムロの打倒とνガンダムの獲得に固執していく。核ミサイルからアクシズを防衛する為に出撃したギュネイは、ケーラを人質にとり、アムロに投降とνガンダムの放棄を迫る。アムロはフィン・ファンネルを外したが、ただの放熱板を外しただけと勘違いしたギュネイは部下にアムロを殺せと命じ、その衝撃でフィン・ファンネルが過剰反応を起こす。それに怒ったギュネイは、ケーラをヤクト・ドーガの手で殺害し、アムロの反撃に押され、撤退する。
アクシズ落とし実行の際にクェスのα・アジールと共に出撃。功を焦ったギュネイは、νガンダムの動きに一瞬惑わされ、真上からビームライフルの直撃を受けて機体は爆発、戦死した。クェスは仲間の死に若干困惑したものの、大事な異性を失ったという意味の涙を流すことはなかった。
レズン・シュナイダー
声:伊倉一恵
新生ネオ・ジオンのモビルスーツ隊長で階級は少尉。ケーラとはその立場上、ライバル関係にあるといえる。青いカスタムカラーのギラ・ドーガを駆り、戦場に入れば好き勝手やっていた。また、強化人間やニュータイプといった類を一切信用していない。カッとなり易く、クェスの挑発にスパナを投げたりもしていた。
シャアの陽動作戦に参加した際、サイコフレームを抱えるチェーンのラー・カイラムの機銃を受け撃破される。
カイザス・M・バイヤー
声:村松康雄
ホルスト・ハーネス
声:池田勝
ライル
声:曽我部和恭
レウルーラの艦長。階級は中佐。
グラーブ・ガス
声:松本保典(角川カセット文庫版)
小説版『ベルトーチカ・チルドレン』でギュネイと同じ役回りで登場している。乗機はサイコ・ギラ・ドーガ(作中では「サイコ・ドーガ」と表記されているが、α・アジールのベースとなったNZ-222 サイコ・ドーガとは別の機体である)。
最期はベルトーチカの乗ったリ・ガズィと戦い、ベルトーチカの子の声を感じ取り動揺した所をグレネード(カセット文庫版ではミサイル)で撃墜される(ギュネイと違って、アムロに撃墜されていない)。

地球連邦政府
アデナウアー・パラヤ
声:嶋俊介(SDガンダム GGENERATION SPIRITS:中多和宏)
クェスの父親。ロンド・ベルを無視してネオ・ジオンとの和平交渉を進める。
カムラン・ブルーム
声:村山明
ブライトのかつての恋敵。シャアの思惑を見抜き、「ミライには生きていてほしい」との思いから、禁を犯して核弾頭15基をブライトに託す。
カムランの声は『ガンダム』TV版では塩沢兼人だったが、本作では劇場版『ガンダムIII』でカムランの声を担当した村山が再度カムラン役に抜擢された。
機動戦士ガンダムの登場人物 民間人#カムラン・ブルームを参照

ジョン・バウアー
本編では冒頭で名前のみ登場、ミライ等の為に宇宙行きの航空券を取ったことからブライトとなんらかの親交があると思われる。またアデナウアーにもなんらかの借りを作っていたらしい。

その他
ハサウェイ・ノア
声:佐々木望
ブライトの息子で、息子の成長を期したミライによって宇宙に送り出される。ブライトと再会した後、クェス・パラヤと出会い行動を共にしていくうちに、彼女に好意を抱くように。その後、シャアのもとに走ったクェスを取り戻したい一心で父の搭乗するラー・カイラムに密航。それが発覚して艦内でほぼ軟禁状態になるも、カタパルトデッキの混乱に乗じてジェガンに搭乗、宇宙の戦場に出てしまうことに。
ハサウェイ・ノアを参照

ミライ・ノア(ミライ・ヤシマ)
声:白石冬美
ブライトの妻。本作ではシャアの地球寒冷化作戦を受け、子供達と共に宇宙に上ろうとする場面で登場。ハサウェイをシャトルで送り出す。
ミライ・ヤシマを参照

チェーミン・ノア
声:荘真由美
ブライトとミライの娘で、ハサウェイの妹。
機動戦士Ζガンダムの登場人物#チェーミン・ノアを参照

オクトバー・サラン
声:牛山茂
アナハイム・エレクトロニクスの重役。サイコフレームの出所をチェーンに知らせる。
ララァ・スン
声:潘恵子
一年戦争当時、シャアにニュータイプの資質を見出され、ジオン軍に在籍していた少女。当時ガンダムのパイロットだったアムロとの交戦中に彼と意識を共鳴させるも、割って入ったシャアを庇い戦死。彼女の死は、アムロとシャアにとって深い遺恨となった(『機動戦士ガンダム』)。
本作ではシャアとの決戦が迫る中、アムロが見た夢の中で意識体と思しき存在として登場。その夢の中で、ララァは今でも自分の意識が2人の間で存在し続けていると告げる。「シャアは否定しろ」と迫るア
パラグラフ マンツ 東京ドド セダン キーボ オープナ ランドスケ フィギュア オシロ きゅうじ カオス トムソ ブック ゾンホルル うみがめ ピリン ココア ナイーブ デメリット ロバスト プレー けいこう マチネー メサ スクリー Sぎさん オフィビ ムスカリ スイーツ メタン デンパ アベバ 羽衣便り 五番街 パンケ じゃが 楽しむ トロイカ 万華鏡 サラダ ギネ バカンス ウォッ とよころ スタイロ ジャスト パワーシフト イクラ 紅の翼 レッテ

登場機体
この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

地球連邦軍
νガンダム - アムロ専用
リ・ガズィ - アムロ、ケーラ他
ジェガン - 汎用機
ジムIII - ロンド・ベル隊以外の汎用機

ネオ・ジオン軍
サザビー - シャア専用
ギラ・ドーガ - 汎用機とレズン専用機
ヤクト・ドーガ - ギュネイ専用、クエス専用
α・アジール - クェス専用

2009年02月11日

学校であった怖い話

画面に表示される文章を読んでいき、途中で現れる選択肢を選ぶサウンドノベル形式のアドベンチャーゲーム。
ロール ラズベリ ジュニア つじばしゃ リンドウ ツーショット MIX サイバー ジオン ショート ネクトン タイムカプ 大和撫子 ダッフ マタニテ みなのがわ モットー アクア フレクター リッパ 新緑 ハイパー ひろさき ジョン 春夏秋冬 スライン じゅんぼ スンデ ピストル 大和 フィブロ はしげた カバロール ユーモア ネス メロデ イヌコ シリビン メラノ タニリ スパイシー 決意 はちりゅ ピンハ マテバ 飛騨紅 ルース べびーぽ テクス クロロキン

主人公は六人の語り手の中から一話ずつ怖い話を聞き、それを追体験していく。主人公が実体験するのではなく話を聞いていくというシステムは珍しく、この作品の大きな特徴である。語り手を選ぶ順番(隠しシナリオを考慮しなくとも、単純に6人×7話で計42話)や主人公の性別(S)、途中の選択肢によってシナリオが変化し、そのシナリオ数は膨大なものである。

テキストの流れは書籍での閲覧を再現するかのように右から左の縦書きに表示されていく。また、これまでは背景のみだった実写取込を作中の登場人物にも採用した初の作品として知られる。「低い色数で汚い」という意見があれば「画像が荒いため不気味さがより引き立つ」という意見も上がっている。

これらのシステム及び舞台設定は、姉妹作である『晦-つきこもり』に、ひいては後のアパシー・シリーズに受け継がれることとなった。

ストーリー
高校の新聞部に所属している主人公は、旧校舎が取り壊されることを記念して企画された「学校の七不思議の特集」のために在校の高校内で語り継がれる怖い話の取材を任されることになる。

取材当日の放課後、主人公は新聞部部室に集められた7人の語り手から話を聞く手はずだったが、そこには何故か6人しかいない。業を煮やした1人の野次に押されるかのように、遅れた1人を待たずに6人への取材が始まる。

登場人物

シナリオ紹介(抜粋/概略)
ここに書かれたシナリオは一部であり、特に有名かつ人気が高いものも含む。シナリオの総数は隠しシナリオを合わせて50以上。また複数の選択肢が存在し、1つのシナリオからも複数のシナリオが派生する。

飴玉ばあさん
校門の近くで飴玉を配る老婆。生徒によるととても美味だという。その飴は実は……。
いわゆる都市伝説的な怖い話。このゲームは噂を噂と見くびると痛い目にあうことが多い。
花壇
花壇に咲くたくさんのアジサイ。その紫陽花が咲く土壌の下には……。
選択肢次第で、多々の怪談を見せてくれるこのゲームだが、このシナリオはいわゆる切ない話。PS版では自縛霊という観点から大量のシナリオが追加されている。
エクトプラズム
ある生徒は亡き祖母と対話ができるという。その理由は……。
元木早苗のシナリオ。話によって様々な犠牲者を出すこのゲームであるが彼女は複数の話に登場する。内容はどちらかというと不思議系。
赤い傘、青い傘
降りしきる雨の中、少女が雨宿りをしていた男子生徒に差し出した一本の傘……。
本作ではかなり危険な描写、表現が多い。その故かPS版ではシナリオが多く追加されているにも関わらず、エクトプラズム同様に一つの選択肢が削除されている。
首吊り桜
校庭に咲く1本の桜の木の下である事件が発生、以後毎年生け贄を求めているという。その人物は……。
システムを逆手に取ったある種の仕掛けがあるとして、人気が高い。また、語り口の恐ろしさを味わうシナリオでもある。
自主映画
ふと膨大なフィルムの山からある一本を試写した時のこと。その一本の映画は不気味な内容のものだった……。
スプラッター的恐い話。選択肢で話がガラリと変わる。
トイレに行かない男
ある一人の男子生徒、彼は決してトイレに行かないそうだ。話を聞くと、あるお茶を煎じているからだそう。その茶は……。
気持ちの悪い、不快なタイプの話。蟲などに生理的悪寒を覚える方は要注意。
幸せを呼ぶ石
持ち主に幸せを呼ぶ石、ルーベライズ。その石は……。
数多くの幽霊や妖怪が登場するこのゲームであるが、生きた人間のエゴの方がよほど恐ろしい。
殺人クラブ
気がつくと、主人公が部室で縄で縛られていた。語り部と七不思議を企画した先輩を合わせた七人は殺人クラブと名乗り、主人公に毒入りのカプセルを飲ませる。カプセルが溶けるまでに主人公は解毒剤の入ったアンプルを入手するため、殺人クラブの部員が潜む学校中を捜索する事に……。
全シナリオ中屈指の人気シナリオ。この話だけは選択肢を選ぶ度に時間経過する仕掛けとなっており、制限時間内にアンプルを入手できなければ強制的にゲームオ?バーとなる。完全クリアするためには前もっていくつかのアイテムを入手しておかなければならず、最高難度も誇る。
人形のいけにえ
毎年、この高校に在校の者で唯一人、ある一体の人形が見えるそうである。その人形が見える者の運命は……。
恐怖において1、2を争うと言われるシナリオ。二部構成であり、後味の悪さではトップクラス。
防空壕
戦時中、取り壊される予定の旧校舎は死体安置所として利用されていたそうだ。その当時のこと……。
六人の語り部が語り終えた後、出現する七話目のひとつ。非常に多くの分岐を持つシナリオでもある。
スンバラリア星人現る
自分の正体がスンバラリア星人という宇宙人だと語る、風間望。更には、主人公がスンバラリア星の同胞だと信じて疑わない。主人公はその誤解を解く為に、風間と二人で話し合う事に。最初は、風間の冗談だと思っていた主人公だったが……。
トイレの花子さん
隠しシナリオの一つ。語り手たちが話し終えた直後、次々といなくなっていく。最後の1人がいなくなった直後、仮面を被った1人の女生徒の霊が主人公の目前に現れた。彼女はあの6人の親がまだこの学校の生徒だった時、彼らにいじめにあい、最期は押し込まれたトイレの個室内で、自ら命を絶ったと言う。彼女が最後に残った者に伝えたメッセージとは……。
多くのプレイヤーに最高の評価を与えられたシナリオ。構成の妙が光るだけあり、六つのシナリオで条件を満たすのは至難の業。恐怖と共に心に何かを残した者は多い。なお、このシナリオ終了後は隠し01なるシナリオが出現し、幻想的な恐怖を味わせてくれる。そして、学校が閉鎖空間であることを思い起こす郷愁を思い起こさせる。

制作スタッフ
学校であった怖い話
原作・脚本/監督・総指揮:飯島健男
分岐用脚本:早川奈津子、山田章代、小島早紀子
音響:渡辺陽子
学校であった怖い話S
原作・脚本:飯島健男
脚本・分岐用脚本:小島早紀子、大池叙子
分岐用脚本:早川奈津子、古川猛、川上俊則
音響:堀口貴史
監督:喜久川馨
この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

その他
本作のメインシナリオライターを務めた飯島多紀哉曰く、福沢玲子を六話目に選んだ際、発生する七話目は当初の予定では「主人公が殺人鬼となって語り部達を一人ずつ殺していく」という、いわば新堂誠七話目の殺人クラブの逆バージョンのような内容であった。が、危険過ぎるとして、バンプレストの広報担当に止められたため、現在のものに差し替えられたとのこと。ちなみに、この名残は小説版(『VNV版』)にて垣間見ることが出来る[1]。
売り上げ的には振るわなかった無印版であるが、リメイクされた完全版ともいえる『学校であった怖い話S』はプレミアが付くほどの人気を未だに誇っている。なお、リメイクされた『学校であった怖い話S』は、2007年8月30日から PLAYSTATION@Networkにてダウンロード販売の形で再版されている。
後年、同作品の開発を行ったパンドラボックス制作・発売のPANDORA MAX SERIES Vol.2『死者の呼ぶ館』のプレイにおいて、Vol.1『ドラゴンナイツ・グロリアス』のセーブデータが存在すれば、おまけシナリオ「館であった怖い話」が出現し、社会人となった主人公坂上修一の姿を見ることができる。
本作のタイトル「学校であった怖い話」の意味はややもすれば、オーソドックスな学校の怪談のオムニバス集と受け取られがちであるが、これは飯島多紀哉の企図した意味とは異なる。実際、主人公が遭遇した舞台装置、耳にした怪談は学校外のものであったり、人間の狂気を取り扱っていたりなど、本人の言を借りて言えば、「学校で怪談話を聞く集会をやったら遭遇してしまった怖い話」と呼ぶのが適当である。

ゲームソフト
晦-つきこもり
システムを同じくする姉妹作。スーパーファミコン版で語り手を担当した開発スタッフが端役出演する他、作中の架空の登場人物「風間望」が特別出演している。

VNV版
『アパシー 学校であった怖い話 〜Visual Novel Version〜』。略称は『VNV版』。2007年8月17日発売。以降、学怖の舞台は「鳴神学園」と新設定され、そこを軸とし展開される物語はすべてアパシー・シリーズと呼称されることとなった。

内容は後述のアスペクト文庫より発売された小説版「学怖」をビジュアルノベルとして同人ゲーム化したもの。実際のゲームで使用できなかった危険なプロットを使用しており、その残虐性は高い。都合上、語り部達の性格も負の側面を強調したものとなっている。また、七人目の語り部はゲーム版に登場しないオリジナルキャラで、飯島多紀哉曰く「ゲーム版に出てくるどの人物よりも、特に異常」なキャラとされる。

基本は小説版で一本道だが、追加としてED数8種類の新規シナリオ「恵美ちゃんの坂上クン観察日記」が収録されている。これは語り部達が「殺人クラブ」のメンバーであるという設定の下、倉田恵美のハチャメチャ妄想劇を描いたギャグシナリオで、いわば『AMC vol.1』に収録された「恵美ちゃんの殺人クラブ観察日記」の前哨戦的ストーリーとなっている。

『AMC1』において関西弁バージョン変更パッチを収録。

原作/シナリオ:飯島多紀哉(本編、追加シナリオ)
キャラクターデザイン/原画:芳ゐ
音楽:body(SFC版原曲・渡部陽子)
製作:七転び八転がり(飯島多紀哉個人サークル)
同時発売として、飯島多紀哉による学怖とアパシー・シリーズに関するコラム及び短編小説「送り犬」「娘は二歳」、そして、学怖を愛する作家陣による作品寄贈によって成り立つ「学校であった怖い話 応援本」が発刊された。68ページ、525円(税込み)。作家陣は以下の通り。

岩田清彦
怪聞堂
Sue
尚親
日丸屋秀和
芳ゐ

VNV版において使用されてきたSFC原曲を新規楽曲に差し替えるとともに、細部を一新すべく製作されたマイナー・チェンジバージョン。旧VNV版の生産終了とともに発売が発表され、同時に絶版となった小説版を七転び八転がり刊の同人誌とした復刻版の発表もされた。

主な変更点は以下に挙げる通り。

従来の縦書き表記を横書き表記へと変更。これに伴い『AMC vol.1』に収録された関西弁版変更パッチは適用不可となった。さらにED数10種類以上の新規シナリオ「飴玉ばあさん」を追加。
新規グラフィック追加及び、原曲を新規楽曲(担当:sub tonic)へと差し替え。これらに伴う演出の一新。エンディング・テーマに片霧烈火を起用。
『AMC1』のシステムパッチを元にしたフォーマットの一新。また「恵美ちゃんの坂上クン観察日記」のゲーム画面は『AMC1』風に変更されている。
1,500円から1,000円への価格引き下げ。
同時発売として、上下巻に分かれた小説版を一冊にまとめ、新シナリオ「正しいフィギュアの作り方」を追加して、420ページかつ文庫サイズ(A6)とした復刻版『アパシー 学校であった怖い話1995』が発刊されている。挿絵枚数は18枚で、担当は尚親。価格は1,000円。

原作・監督:飯島多紀哉
シナリオ:飯島多紀哉、かなやみなこ、野島智美、季田依子
グラフィック:両角潤香、ちぇりー、尚親、カサゴ
プログラム:吉野光祐
音楽:sub tonic、body
エンディングテーマ
曲名:「回帰羅針」(かいきらしん)
作詞・作曲・歌唱:片霧烈火(CLOSED/UNDERGROUND)
編曲:Morrigan(Wave)
プロデュース:CLOSED/UNDERGROUND

サウンドトラック
学校であった怖い話S オリジナルサウンドホラー(KTCR-1385、ユニバーサルミュージック、1996年7月25日)
作中のゲームミュージックと共に約20分間の音声のみによるミニドラマを収録。脚本は大池叙子が担当。各役の声優は次に挙げる通り:
主人公(倉田 恵美):皆口裕子
新堂誠:中井和哉
荒井昭二:石川英郎
風間望:関俊彦
細田友晴:石田彰
岩下明美:新山志保
福沢玲子:豊嶋真千子

序曲
降臨
迷信
新堂誠
心鐘
物怪
追問
荒井昭二
恐門
闘争
荒鬼
風間望
異世
死神
後悔
細田友晴

泡鬼
踊手
岩下明美
安堵

武者
福沢玲子
刹那
26. 手探
27. 転岩
28. 過去
29. 震心
30. 手鞠
31. 花子
32. 響泣
33. 繰音
34. 狂乱
35. 暝想
36. 獄中
37. 怒号
38. 三途ノ川
39. 逃走
40. 兵歌
41. 探索
42. 死闘
43. 旧鳴
44. 日野
45. 終結
46. 早苗
47. 鎮魂歌→鬼子守
48. 無
49. 『霊界からの声』〜学校であった怖い話・番外編

2009年01月25日

戦闘メカ ザブングル


デッド トリーニ タンク ジョブ ドン カール スモッグ トレーパッ オール 豊の国 チョッパ ナビ男爵 チェリモヤ チロシン ジャーニー バラモン サイン えさん ミリメシ アカシア きんぱく リべリ サンサ シパール 時遊館 ティビティー シャクナゲ セーフ フューチ ナルシス スルピリド タウポ リンク デジカメ くんかく リラ リアクン ジェンダー ドラフト ユニコード モアレ ルナリア ドリル プーリ オルガ ライトバン サーチ霊芝 愛の技 セロット ミッド
『戦闘メカ ザブングル』(せんとうメカ ザブングル)は、1982年(昭和57年)2月6日から1983年(昭和58年)1月29日まで名古屋テレビ・テレビ朝日系に毎週土曜日17:30 - 18:00で全50話が放送された、日本サンライズ制作のロボットアニメ。2008年11月13日よりANIMAXにて放送開始。

「三日の掟、泥棒、殺人、あらゆる犯罪は三日逃げ切れば全て免罪」―それが惑星ゾラと呼ばれる星の不文律だった。ロックマン(ブルーストーン採掘業者)、ブレーカー、運び屋、交易商人といった「シビリアン」達は、この掟を守って生きていた。

しかし、たった一人、この掟に抗った少年がいた。著名なロックマン「鉄の腕」の一人息子ジロン・アモスである。両親を殺したブレーカーのティンプ・シャローンを親の仇とし、掟の三日を過ぎても、なお追いかけ続けた。

ジロンと関わった者は知らぬうちに「三日で晴らせなかった因縁は全て忘れなくてはならない」という三日の掟を超えた意思を示し、彼の生き様は周囲を巻き込みやがてゾラの支配階級「イノセント」との全面戦争に発展する。


富野喜幸が名義を富野由悠季と改め、『機動戦士ガンダム』以来2年ぶりにTVアニメの監督としてこの時間枠に復帰した作品。その後、『機動戦士ガンダムΖΖ』まで5作品を送り出すことになる。

前番組『最強ロボ ダイオージャ』の頃には、『ガンダム』が支持される世相となっており、また、同じサンライズのリアルロボット作品としては『太陽の牙ダグラム』も始まっていたため、本作もこの影響を受けた。いきなり『ガンダム』のようなリアル路線では視聴者の抵抗が大きいと判断され、『ガンダム』と『ダイオージャ』の中間的な作風となった[1]。

当初は『エクスプロイター』という、鈴木良武・吉川惣司らを中心としたシリアスな宇宙物の企画として進められていた。富野が加わってからはキャラクターデザインなどを除いて一新され、「“西部劇のような世界”に“ガソリンエンジンで動き、自動車のようなハンドル(ステアリング)とアクセルペダルで操縦する巨大ロボットウォーカーマシン(以下WM)”が登場する、派手なロボットアクションを前面に出した作品」となった。

本作では宮崎駿の作品が意識された。本作のスタッフの仕事振りに不満を持った富野が「カリ城を見習え!」と檄を飛ばした(宮崎駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』のこと)[2]。出渕裕によると、同じく宮崎監督作である『未来少年コナン』からの影響が指摘されている。出渕によれば富野は宮崎のやっていることに憧れを持っていたそうである[3]。

作品そのものは非常に明るいコメディタッチで描かれている。また仇役であるティンプやホーラといったキャラクターたちにも何処か憎めないユーモラスさを持たせてあるなど、快活な印象を与えている。

「皆殺しの富野」との異名があるように、富野作品では登場人物が悲惨な形で終わるケースが多いが、本作は「“誰も死なない作品”とする」との決定の元に制作された。敵役ですら、通常であれば死亡するようなケースでも生存するものもおり、当時の富野作品としては異色となっている。

キャラクターデザインも独特であり、主人公・ジロンの顔はコンパスで描いたように丸くデザインされている(このためジロン・アモスは作中で「ドマンジュウ」「メロン・アモス」など、およそ主人公とは思えないようなあだ名で呼ばれている)。このデザインについて湖川友謙は、後に発行されたムック内では「前々から暖めていたものであり、必ずしもコメディを意識して用意したものではない」と語っていたが、その後の研究本では「コメディを意識して」と発言している。 また瞳の描き方も独特で、「虹彩のない単色の丸い瞳にハイライトの白線が斜めに一本入っているだけ」という単純なデザイン(通称「ネジ目」)となっている。なお主要キャラクターのデザインは、服装こそ世界観にあわせ大きく変化したものの、顔などは『エクスプロイター』の時から変化がみられず、当時から「ネジ目」だった。

本作は、単なるロボットアニメとは異なり、いくつもの新機軸と言えるアイディアを盛り込んでいた。

その一つに「主人公メカザブングルが物語の途中で破壊され、全く別の新型機ウォーカー・ギャリアに乗り換える」という、いわゆる「主役機の交代劇」がある。 それまでにも「『ゲッターロボ』(1974年)から『ゲッターロボG』(1975年)へ」など、主人公が機体を乗り換えるという事例はあったが、それらはあくまでも物語が一度完結した後での事だった。物語の途中で、しかも番組タイトルとなっている物から別のマシンへの乗り換えはロボットアニメでもエポックメイキングとなる出来事だった。これは、企画段階での変更により主役メカのデザインがどうしても世界観に馴染まないため行なわれた措置だった(アイアン・ギアーの項も参照)。この「主役メカの途中交代」は、後に多くの作品に影響を与えることになる。

なお、ザブングルは当初から2機が登場し、もう1機は他のキャラ(主にエルチ・カーゴ、ラグ・ウラロ)が使用して最後まで活躍するという、後にリアルロボットアニメの定番となった「量産型の主役メカ」に近い位置づけである。スポンサーのクローバーによると、2機のザブングルは合体する予定だったという[4]。番組後半はこの合体したザブングルの商品が投入される予定だったが、代わりに前述のギャリアが発売された。

また、ザブングルとギャリアを合成して再設計した新型WM・ブラッカリィが敵側の戦力として登場し、ザブングルやギャリアを苦戦させるという展開が見られる。更に、主人公達の乗艦である大型母艦アイアン・ギアーは同型艦が二度に渡って登場し、1隻目のグレタ・ガリーとの戦闘では、大破したアイアン・ギアーを捨てて乗り換え、2隻目ギア・ギアとは巨大WMに変形しての激闘を繰り広げている。

『ガンダム』において、人型のロボットが登場するためのSF的な理由付けがされたため、以後のロボットアニメにもそのような設定が求められるようになった。『ザブングル』では「破壊された地球から逃げ出した人々(イノセント)の“再び二本の足で大地を踏みしめたい”という願い」がその理由となっている。

用語
惑星ゾラ
「ヒトに良く似た人類が住むどこかの惑星」と思わせる描写が成されていたが、物語の後半に天変地異により荒廃した地球そのものであることが暗示される。
惑星ゾラを参照

シビリアン
ゾラの大地で暮らす人々。生命科学を駆使した人工人類で、後述の「人類再生計画」により、2度の失敗の後に作られた。生命体としてはほぼ完成されたと判断されており、現在は社会性の形成などに実験段階は進んでいる。しかしそのことは当のシビリアン達には知らされておらず、現在の状況に何の疑問も持たず生活していた。
三日限りの掟
シビリアン達の間に浸透しているもので、「盗んだものでも三日経てば自分のもの」という法律であり、これを破ったものは、後から撃たれても文句は言えない、とされる。イノセント側も同じとされるが、支配側であるイノセントがこれを守るのかは不明。
多くのシビリアン達はこれを受け容れていたが、イノセントのエージェントのティンプ・シャローンによって、両親を殺害されたジロン・アモスがティンプを仇敵として三日経ってもつけ回すようになり、そういったジロンのこだわりにより、三日限りの掟に疑問を覚える人々も増えていく。
そして、番組後半には、エルチを連れ戻そうとするジロンとファットマン、ジロンをつけ狙う洗脳されたエルチや、ジロンを仇として追い回すグレタ・カラス、エルチをものにしたいキッド・ホーラなど、完全に掟は無視され、忘れさられていた。
イノセント
ゾラの各地に点在するポイントと呼ばれるドームの中で暮らす人々。シビリアンには製造することが出来ない物資を支給してくれることから、援助をしてくれる絶対的な存在として認知されている。シビリアンには理解できない優れた科学力を持ち、その決定は絶対的なものと考えられていた。その実態は、天変地異により月面へ避難していた人々の子孫。地球が安定してきたことで再び地球に戻ってきたが、管理された人工空間で数世代もの間生活してきたために外的要因への耐性が極端に低下しており、対処をせずに地球の外気に触れると短時間で死亡する。そのため、ポイントと呼ばれる透明な半球状のドームの空間でしか生きられない。人類を再び地球に根付かせるために人類再生計画を実施しており、その実験で現在はシビリアンに、経済教育としてブルーストーン本位の経済を行わせている。また、シビリアンの社会に騒乱を引き起こすことによる社会性の進歩を観察している。
ロックマン
ブルーストーンという希少鉱石を採掘する人々、鉱夫。時々巡回してくる交易商人のバザーでブルーストーンを貨幣や金、コンピュータコアなどシビリアンでは造れない製品と交換し、バザーでにわかに出来た街で日用品を買い、次のバザーまでまたブルーストーンを採掘するという生活をしている。
ブレーカー
壊し屋。ウォーカーマシンなどを用いた戦闘から、強盗や殺人、用心棒など暴力行為を行う職種。交易商人に雇われている者が多い。なお、「日雇いブレーカー」というセリフはビデオソフト化の際カットされた。
運び屋
ランドシップによって各地を渡り歩き、開催するバザーによって収益を得る交易商人の総称。エルチの父、キャリングをはじめ、様々な人々がイノセントと繋がりを持ち、バザーでの収益で得たブルーストーンをイノセントに献上し、その代替えとして、ランドシップや、ウォーカーマシーン、さらにシビリアン側に売りつけるホバーノズルやコンピューターコアを入手する。
しかし、ランドシップにしても、ウォーカーマシーンにしても、ゾラの大気内では活動できないイノセント側には扱えない代物であり、この強力な力を持った機械をシビリアンに渡し、人類発達を目論むイノセント側の策略により、運び屋同士の抗争を起こさせていた。
イノセントはこういった運び屋達に新式の武器を持たせ、互いに潰し合わせるという事をし、それに気づいたのはビッグマンだったが、アイアンギアーのクルー達もそういったイノセント側のやり方に疑問を覚えていく。
サンドラット
砂鼠という名前を持つ少年、少女達の暴走族。リーダーはラグ・ウラロ。
ホバギーを操り、ロックマンやブレーカーを襲撃して生計を立てていたが、ジロン・アモスとの出会いによって全員の運命が変わり、アイアンギアーのクルーとなった後は、ゾラの覇権を巡って戦うグループの中核となっていった。
ブルーストーン
青い希少鉱石。イノセントはシビリアンに対しブルーストーンを上納させることで様々な生活物資を物々交換で与えている。それによりイノセントは経済社会を形成させ、経済教育を行っている。
視聴者からは物語の流れに強く影響を与えるものと見なされ、放映中から「ブルーストーンとは何か?」という論議が起った。劇中でザブングルの青色部分の装甲は一度も損壊していないことから、「ザブングルの装甲はブルーストーン製では?」といった推測もなされた。「水のあるところにはブルーストーンは存在しない」とのイノセントの教えに反しオアシスでブルーストーンを掘り続けるホッター老人が第7話で登場することから、ブルーストーンが環境回復の指標として利用しているのではないか、と推測する向きもあった。また、実際には誤りだが、シビリアンの間では「水のあるところにはブルーストーンは存在しない」が常識となっていたことから、それを求めてオアシスなどで安住せずにシビリアンの行動範囲を広げる意味も持たせており、擬似的なゴールド・ラッシュを起こすことで地球再生のための工業力や技術力の発展を促す意味があったとの解釈もある。
しかし、主人公一行のドタバタの影に、物語の後半ではその意義が隠れてしまっていた。実際にはそれ自体に価値は無く、入れ歯に使う素材として利用できる程度のものらしい。イノセントに価値があると教え込まされていたに過ぎず、イノセントにとっても人類再生計画の進捗のために利用していただけである。鈴木良武による小説版では、単なる変成岩の一種にすぎず、転用できる価値の無い信用通貨のようなもので、上納されたブルーストーンはシビリアンには知らされていないがこっそり廃棄されていたと語られる。
人類再生計画
「惑星ゾラ=天変地異で荒廃してしまった地球を人類が再び踏みしめる」という目的で実施された計画。惑星ゾラに適応できなくなってしまったイノセントに代わって再び地上に人類を根付かせようとして行われていた。三日の掟も、自意識に目覚めたシビリアンにより自発的に覆されることを前提にした人類再生計画の一部だった。
シビリアンはこの計画に基づいて、イノセントによって人工的に作り出された新人類である。それ以前にはトラン・トランとハナワンという二つの種族が作られたが、前者は知能が低く粗暴であり、後者は高い知能を持つが身体的に順応性が低く日光にも拒絶反応を示す体質だったことから、計画には不適と判断されゾラの大地の片隅に追いやられてしまっている。なお、トラン・トランに関するセリフで「知能が低く」のくだりは、後の再放送やビデオソフトではカットされている。
人類再生計画の完了は、地球の支配者の地位をイノセントが新人類に移譲することを意味する。順調に計画が進んだシビリアンを目の当たりにしたイノセントには、計画の進捗を快く思わずに妨害する勢力も存在する。そういった一派は後に拉致してきたエルチ・カーゴを被検体として、洗脳技術も生み出していった。
ソルト
シビリアンの中で、イノセントの支配体制に疑問と不満を持ち、そのイノセントを倒し、シビリアンによる自由と独立をスローガンにして生まれた組織。リーダーはカタカム・ズシム。
イノセントの人々は本来、シビリアンが新しい地球に適合する生命体という判断が成された場合、自身も生体改造して新しい大地に立つ事が目的だったが、イノセントによる長年のゾラ支配により、そういった初期の目的に従う事に恐れを抱いたカシム・キングら、イノセント内反主流派によるシビリアンへの締め付けが激しくなっていった事で生まれたと思われる。
尚、カタカム・ズシムの後にはジロン・アモスをリーダーとし、そしてソルトは団結した組織となった。これによりシビリアン側の攻勢によって、イノセント側も地球の支配交代を余儀なくされるようになっていった。

2009年01月18日

教会騎士団を置く国家

エレニア(Elenia)
イオシア大陸の西部にある国家。エレネ人が住む。首都はシミュラ(Cimmura)。統治者はエラナ女王(※現在は病のため、リチアスが摂政の宮として統治している)。現在、アニアス司教の計略により、教会(王家)と教会騎士団が対立状態にある。
パンディオン騎士団が王家と国家を保護している。騎士団長はヴァニオン。スパーホーク、カルテン、ペリットらが所属している。
パンディオン騎士団の教会騎士の正装は、黒の甲冑に銀の外衣(サーコート)、黒のケープである。
アーシウム(Arcium)
チャリティー ギアチェ ハンドカ ブートニア あらいそ ソフロニ 潮風の迷子 さらべつ マーキ キャンディ ジェット シャドウ ギガビット 花御所 クロサス インス 氷の炎 ブラフ バーター オサォー ヤッケ テール ファウスト サマー シンジュ ユーディ リニア サーチワキ ケース かしど トロンビン シービー ヨモギ サーチャ ビブラ オータム ギニア ダイス フリー プレカリ ノンポリ テトロン マハー あぜみち しゃりき マッスル プロビジ ビュライト ロードシ カの風

イオシア大陸の南西部にある国家。アーシウム人が住む。首都はラリウム(Larium)。統治者はドレゴス王(Dregos)。非常に敬虔な教会信徒が多い。
シリニック騎士団が王家と国家を保護している。騎士団長はアブリエル(Abriel)。ベヴィエが所属している。
シリニック騎士団の教会騎士の正装は、銀色の甲冑に純白の外衣、ケープである。
デイラ(Deira)
イオシア大陸の北東部にある国家。デイラ人が住む。首都はアシー(Acie)。統治者はオブラー王(Obler)。国家の中央部に鉄の鉱山があったため、鉄器文明の発祥の地となった。
アルシオン騎士団が王家と国家を保護している。騎士団長はダレロン(Darellon)。ティニアンが所属している。
+アルシオン騎士団の教会騎士の正装は、地金の色そのままの甲冑に目の覚めるような空色の外衣とケープである。

サレシア(Thalesia)
イオシア大陸の最北端にある国家。サレシア人が住む。首都はエムサット(Emsat)。統治者はウォーガン王(Wargun)。国土には川が多く存在し、春先でも2フィート以上の積雪がある。民は鹿、猪、トロールを狩って生活している。
最強とうたわれるジェニディアン騎士団が王家と国家を保護している。騎士団長はコミエー(Komier)。アラスが所属している。
ジェニディアン騎士団の教会騎士の正装は、太ももの真ん中まで丈のある鎖帷子と鎖で編んだズボン、オーガーから取った角をつけた鉄兜と緑色の外衣である。最盛期のヴァイキングを彷彿とさせるいでたちである。

[編集] 教会騎士団を置かない国家および独立都市
カモリア(Cammoria)
イオシア大陸の南部にある国家。カモリア人が住む。首都はカモリア(Cammoria)。貿易が非常に盛んである。
イオシア大陸最古の学問研究のメッカであり、教会から独立した学園都市ボラッタ(Borrata)がある。ここの医療は最先端との評判が高い。
ラモーカンド(Lamorkand)
イオシア大陸の中央部にある国家。ラモーク人が住む。国土は湿度が高く、気温が低いのが特徴。カルテンがこの地に追放された。
男爵同士の個人的な争いが絶えず、隣国のゼモック国からの軍勢が十年ごとにやって来るため、国家は常に荒廃している。
ペロシア(Pelosia)
イオシア大陸の北部にある国家。ペロシア人と遊牧民族ペロイが住む。ペロシアという国家の名前はペロイから由来しているといわれる。統治者はソロス王(Soros)。東国境の防護が固いため、ゼモックはこの国ではなくラモーカンド国に侵入している。
月のない夜、この国の南にあるヴェンネ湖にグエリグが現れて、失われたベーリオンを探しているという言い伝えがある。
カレロス(Chyrellos)
エレニア・アーシウム・カモリア・ラモーカンド・ペロシアが国境を接する地点にある、エレネの神を奉るエレネ教会の聖都。総大司教クラヴォナス(Cluvonus)がこの都市のトップであるが、85歳と高齢で老衰が進んでおり、ドルマントが代理を務めている。教会に関する命令はすべてここから出され、四つの騎士団の騎士館も建てられている。
どの国家にも属さない自由都市であり、宗教都市・商業都市でもある。この街にある『カレロスの大聖堂』は圧巻で、エレネの神を信仰する人々の心の支えである。

反エレネ教会勢力の国家
レンドー(Rendor)
イオシア大陸最南端にある国家。レンドー人が住む。国土のほとんどが砂漠で、空気が乾燥している上に日中の気温差が激しい。王家は一応あるものの、その権力が殆ど機能していないため国家情勢は混沌としており、現在はアラシャムを中心とするエシャンド派の勢力が国内を支配しつつある。スパーホークは十年もの間、この地に追放されていた。
エシャンド派がはびこる国家ゆえ、パンディオン騎士団の面々は商人などに身をやつしてこの国に潜伏し、教会に国家情勢を逐一報告している。
ゼモック(Zemoch)
イオシア大陸の東部にある国家。スティリクム人とエレネ人の混血民族が住む。統治者はオサ皇帝。邪神アザシュを信奉する国家で、九百年もの間、常に西方イオシア国家と対立している。
五百年前、ベーリオンを手中にしていたサレシアを侵略すべく進軍したが、西方の国王と教会騎士団が立ち上がり、ラモーカンドで人類史上最大の戦いを繰り広げた。結果はゼモックの敗北に終わり、一世紀にわたる飢饉がイオシア中を支配した。そして……。
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民族
エレネ人(Elenes)
東方からイオシア大陸へ移動してきた民。数世紀にわたってイオシア中を放浪し、やがて先住民だったスティリクム人と神を駆逐した末、イオシア大陸全土とサレシア南部に定住した。
のちにエレニア人・アーシウム人・デイラ人・カモリア人・ラモーク人・ペロシア人・ペロイに分化した。イオシア大陸の住民の大多数がエレネ人である。
スティリクム人(Styrics)
エレネ人が来る前にイオシア大陸を支配していた民。黒髪と深い群青色の瞳を持つ。エレネ人がイオシア大陸を支配してからは、山や森の奥に小さな集落を作って生活している。
アザシュ以外の『古き神』と『若き神』をあがめ、魔術を使うことが出来る。その不思議さと異質さから、エレネ人の間に迷信が生まれ、彼らから疎んじられ、迫害され、惨殺されてきた悲しい歴史がある。現在ではだいぶ改善されてきたものの、相変わらず迫害と惨殺が起きている。
セフレーニアをはじめとする教会騎士団の教師とフルート、謎のスティリクム人、オサはスティリクム人である。
エレニア人(Elenians)
エレネ語を話す民。エレネ人(Elenes)から分化した民族のひとつ。エレニア国の民。
王家や、スパーホークらパンディオン騎士団に所属している(もしくはしていた)者はもちろん、クリク一家、タレン、プラタイム、アニアスもエレニア人である。
アーシウム人(Arcians)
エレネ語を話す民。エレネ人から分化した民族のひとつ。アーシウム国の民。敬虔で深い信仰心を持ち、教会に仕える人間を尊ぶ一方、その道から外れた者を蔑む傾向がある。
ベヴィエをはじめとするシリニック騎士団に属する教会騎士と、ペヴィエの親戚のリュシエン(Lucien)侯爵、ドレゴス王のおじ・ラドゥン(Radun)伯爵はアーシウム人である。
デイラ人(Deirans)
エレネ語を話す民。かつては西方イオシア大陸を支配したエレネ人であったが、領土の分裂が進んだ結果、現在はデイラ人としてデイラ国で生活している。
ティニアンをはじめとするアルシオン騎士団に属する教会騎士はデイラ人である。
サレシア人(Thalesians)
エレネ語を話す民。サレシアに移民してきたエレネ人の末裔。大柄な人間が多く、雪原のなかで狩りをして暮らしている。ものの考え方が至って単純明快で、ジョークが通じないどころか、ジョークすら存在しないように見える。
アラスをはじめとするジェニディアン騎士団に属する教会騎士はサレシア人である。
カモリア人(Cammorians)
エレネ語を話す民。エレネ人から分化した民族のひとつ。カモリア国の民。明るい色彩のローブをまとう。
ラモーク人(Lamorks)
エレネ語を話す民。エレネ人から分化した民族のひとつ。ラモーカンド国の民。傲慢で威張るのが大好きな性分からか、些細なことで他人といさかいを起こす傾向がある。カダクの大司教オーツェル(Ortzel)と弟のアルストロム(Alstrom)男爵はラモーク人である。
ペロシア人(Pelosians)
エレネ語を話す民。エレネ人から分化した民族のひとつ。ペロシア国の民。革鎧を愛用し、とがった三角帽子を頭にかぶることで知られている。ガセック伯爵と妹のベリナ(Bellina)、執事で元修行僧のオキュダ(Occuda)はペロシア人である。
ペロイ(Peloi)
エレネ語を話す民。エレネ人から分化した民族のひとつ。ペロシアの東国境付近を移動する遊牧民族。他の民とは違って独自の文化を築いており、自身を『エレネ人』と自任しない。髪の毛を剃った頭と革の服、腰に帯びたサーベルが特徴的。ゼモック人の首級ではなく耳を斬りとって集め、生計を立てている。クリングはペロイのドミ(首長)である。
レンドー人(Rendorish)
レンドー国に住む民。感情的でヒステリックになりやすい傾向がある。『神聖な動物』とされる羊を食べるなど、考え方に一貫性がない。ゆえに狂信者や預言者が現れやすい民族ともいえよう。
アラシャムや彼を信奉する民衆、スパーホークの妻リリアス(Lillias)はレンドー人である。
ゼモック人(Zemochs)
ゼモック国に住む民。九百年前、ゼモック国を建立した皇帝オサにより、邪神アザシュのみを崇拝するよう強制されたスティリクム人とエレネ人の混血民族。
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専門用語
ベーリオン(Bhelliom)
トロールの神々の力が秘められた、薔薇の花の形をしたサファイア・ブルーの宝石。
この世界における原始時代、サレシアにいたグエルグが洞窟の中で発見した蒼い石を掘り出して研磨し、薔薇の花の形に加工した。その際、トロールの神々の力が石にこもるよう、石に神々に関するあらゆる呪文をかけていた。しかし、グエルグが完成した宝石『ベーリオン』の力を引き出そうとしても、ベーリオンは少しも力を発動させなかった。そこでグエルグはトロールの神々に、この宝石の力を解放する方法を尋ねた。すると、神々は、宝石を加工する際に出た石のかけらをはめ込んだふたつの指輪を創るよう、グエルグに告げた。グエルグは神々の言葉に従って指輪をふたつ創り、それを左右の手にひとつずつはめた。すると、ベーリオンは力を発揮し、グエルグは次々と不可思議な現象を引き起こした。
やがて、この宝石と指輪はスティリクムの古き神々とエレネ人が欲するものとなり、スティリクムの若き神々が恐れるものとなった。二度にわたる略奪の末、ベーリオンはイオシア大陸の一国・ペロシアの湖に沈み、ふたつの指輪はスティリクムの若き女神アフラエルに盗まれたままになっているといわれるが……。
教会騎士(Church Knights)
邪神アザシュから西方イオシアの諸国家を護るべく創設された、エレネ教会と国家に仕える騎士の集団を騎士団という。騎士団はエレニア・アーシウム・デイラ・サレシアの四カ国にあり、それぞれパンディオン騎士団(Pandion Knights)、シリニック騎士団(Cyrinic Knights)、アルシオン騎士団(Alcione Knights)、ジェニディアン騎士団(Genidian Knights)と呼ばれている。
この騎士団に所属する騎士のことを教会騎士と呼んでいる。
国内の主要な都市とエレネ教会の聖都カレロスに騎士館があり、教会騎士たちはそれぞれの騎士団専用の騎士館で日々を過ごすことが多い。『見習い騎士』と呼ばれる若者たちは、騎士団長から剣術をはじめとする戦闘訓練を受け、教会騎士としての礼儀作法をみっちり仕込まれ、スティリクム人の教師からスティリクム語と『スティリクムの秘儀』を学ぶ。
熟練した教会騎士の一部は、レンドーやラモーカンドといった政情不安定な地域に派遣され、情報収集に当たる。集められた情報はただちに本国の騎士館へ伝達され、それに基づいて教会や騎士団は今後について協議する。
憂うべき有事(例:五百年前のゼモック国との戦争)が起こったら、各国家の王家や教会、騎士団長の命令に基づき、武装して敵と戦う。それ以外のミッションにおける有事(=戦闘行為)に関しては、教会騎士自身の判断に基づいて行動する。
『教会騎士』の名を抱くため、彼らはあくまで聖職者である。それゆえ禁忌事項が何点かある。最も代表されるものが『飲酒の禁止』だが、あまり遵守されていないようである。かつては『結婚の禁止』というのも禁忌事項にあったが、これは五百年前のゼモック国との戦争の結果、禁忌事項からはずされることとなった。
『古き神々』と『若き神々』
スティリクム人は『古き神々』と『若き神々』を信奉している(※前述の通り、邪神アザシュは信奉の対象外としている人がほとんどである)。
『古き神々』で最も有名なのがゼモック皇帝オサに力を与えた邪神アザシュであるのに対し、『若き神々』で最も有名なのはグエリグからふたつの指輪を盗んだ女神アフラエル(Aphrael)である。
古き神々はベーリオンの秘めた力を欲し、若き神々はその力を恐れた。若き神々は、誰がベーリオンを手中におさめたとしても、神々の間で必ずいさかいが起きると判断したのだ。彼らが行動を起こした結果、ベーリオンと指輪は離れた場所に置かれることとなり、現在では存在そのものが伝説と化してしまった。
しかし、アザシュだけはいまだにベーリオンと指輪を諦めておらず、オサに命じて西方イオシアへの遠征を何度か行っている。そして、今回も……。
エシャンド派(Eshandist)
エシャンド派は、(この世界の暦で)十五世紀ごろにレンドーに現れたエシャンド(Eshand)という人物の主義を受け継ぐ異端派である。
エシャンドは反教権主義をスローガンにエレネ教会と戦った。彼の主張する反教権主義とは、「神学上の問題は教会の上層部――総大司教、大司教、司教――が決定するのではなく、司祭自身が判断すべきである」というものであった。この思想は現在でもレンドーで広まっており、最近ではこの思想を信奉するアラシャムが勢力を拡大しつつある。